食欲が低下しがちな夏には、香りづけによって食欲を刺激することも大切です。
「みょうが」は、食欲増進や血流を促す作用を期待できる良質の薬味であり、
食物繊維も多く、整腸作用にも優れているのです。

さて、みょうがには独特の香りとそれらの優れた効果がありますが、
それを生み出す成分とは、次のどれでしょうか?
① アルファリネン
② アルファピネン
③ アルファキネン

答え
②アルファピネン
料理のアクセントとして、少量でもその料理の味を大きく左右するものが"風味づけ"ですね。
代表的なものとしては、にんにく、しょうが、しそ、とうがらしなどの「香味野菜」があり、
洋風な料理であれば「ハーブ」ですね。
日本原産の香味野菜である「みょうが」は、意外にも野菜として栽培しているのは日本だけだとか。
料理のアクセントとして欠かせない香味野菜は、文字通り香りの強いものですから、
量はもちろんのこと、合わせる食材や入れるタイミングなどを誤ると、
せっかくの料理が台無しになります。
それぞれの効果的な使い方をよく覚えておきましょうね。
みょうがの独特の香りのもとは、「アルファピネン」という成分です。
これは、頭をスッキリさせたり、食欲増進や血行を良くする効果があるとされています。
昔から夏バテ予防の代名詞のひとつとして食されてきた野菜で、
同時に、血流を促して体を温めることから、風邪のひき始めなどには
薬膳としても利用されてきました。
風味や歯ごたえを活かすのであれば生食が一番ですが、
酢のものにしてもなかなか美味です。
みょうがの味は、ある程度の年代の方にはお馴染みでしょうが、
いまどきの若者たちにはおそらく縁遠い存在なのかもしれません。
一度も食べたことが無いという人も多いのではないでしょうか。
実は私も子供の頃に、みょうがの入った味噌汁を食べて
思わず顔をしかめた経験があります。
やはり、子供の口にはなかなか合うものではないのかもしれません。
しかし、大人になると、その独特の苦味や香り、風味が好きになり、
今では夏には欠かせない食材のひとつとなりました。
あの微妙な刺激によって、食欲が増したことが何度もありましたね。
料理も人生と同様に、時にはちょっぴりの刺激が必要なのです。
【参考資料】
野菜まるごと大図鑑 : 主婦の友社
からだにおいしい野菜の便利帳 : 高橋書店
からだによく効くスパイス&ハーブ活用事典 : 池田書店