答え
3.種を包むゼリー状の部分 トマトの旨み成分であるグルタミン酸は、種を包むあのゼリー状の部分に含まれています。ですから丸ごとしっかりと食べましょう。
トマトは生で食べるのはもちろん美味しいのですが、加熱することで特有の旨み成分であるグルタミン酸が引き出され、その味がさらに増します。また、油で調理加熱することで、強い抗酸化作用を持つリコピンやβ-カロテンの体内での吸収率が高まるので、トマトの炒めものやシチューなどは、栄養価も高くて実に理にかなった料理といえます。
グルタミン酸はイノシン酸との相性が良いので、これを多く含む肉や魚介と組み合わせて調理すると相乗効果で味にいっそうの深みが出ます。西洋料理の基本的なソースで知られるデミグラスソース。
赤みを帯びた黒褐色とでも言いましょうか、濃厚なまでに煮詰めたコクのあるソースですね。ビーフシチュー、ハッシュドビーフ、ステーキ類やオムレツなどなど、幅広く使われる万能ソースです。
日本の洋食文化の代表的な料理のひとつ、「ハヤシライス」でも特に有名ですね。デミグラスソースは、基本的には牛すじ肉や香味野菜などを時間をかけてじっくりと煮込んで作ります。本格的に作れば最低でも4~5日はかかるという代物です。それだけ奥が深いということでしょうか。
王道のデミグラスソースのレシピは、それはそれで置いておくことにして、長い時間をかけて日本人の舌に合うような創意工夫が繰り返し行なわれ、広く大衆的なソースとして定着しています。昭和の香りあふれるとでも言いましょうか、どこか懐かしい趣きですね。最近では、市販のルーとして販売されているものの中で特に、完熟トマトを入れたものがなかなかの人気となっているようです。
通常はトマトピューレを使うところを、たっぷりの完熟トマトを使うことでほど良い酸味とコクを加味したものになります。日本での本格的なトマトの歴史は意外と浅く、食用にされ始めたのは明治時代ですが、栽培が始まったのは昭和に入ってからだそうです。
ビタミンC、Aが多く、血圧を下げる効果があるとされるカリウム、ルチン、脂肪の代謝をスムーズに行なうよう働きかけるビタミンB6なども含まれています。