■ メスは使わない?~さい帯血移植~
こんにちは。 モモです。
赤ちゃんのさい帯血が病気治療に役立てられていることは、
たくさんの方に知られるようになってきました。
では、さい帯血を利用した「さい帯血移植」って
どんな治療なのか、皆さんご存知ですか?
「移植」と聞くと「臓器移植」を連想し、
ドナーの体から切除された臓器を、
患者さんの体の中に植え込む・・
といった治療がイメージされがち。
でも、さい帯血は「血液」です。
移植といっても、メスを使って手術をするわけではなく、
ドナーの体から採血された血液を、
患者さんの体の中に点滴で輸血することになります。
では、さい帯血移植は、「輸血」とどこが違うのでしょう・・?
通常、血液中の血液細胞は、
輸血されてから一定の時間が経つと、
寿命を迎え、活動を停止します。
ところが、
さい帯血に含まれる「造血幹細胞」(ぞうけつかんさいぼう)は、
自分自身を複製したり、
すべての種類の血液細胞を新たにつくりだすという
特別な能力と役目を持っています。
だから、輸血された造血幹細胞は、
患者さんの体の中で、
血液をつくるという活動をずっと続けることになります。
そして、患者さんの体の中で、
新しい血液をつくりだしてもらうことが、
さい帯血移植の目的でもあるのです。
白血病など血液の病気にかかると、
正常な血液をつくれないため、
貧血・出血・感染症などが起きてしまいます。
そこで、
病気の血液細胞を抗ガン剤や放射線治療で破壊してから、
健康な造血幹細胞を点滴して置き換え、
正常な血液をつくらせようとする治療が行われます。
よく耳にする「骨髄移植」は、骨髄にある造血幹細胞を利用する治療。
「さい帯血移植」は、さい帯血にある造血幹細胞を利用する治療。
両者とも、「造血幹細胞移植」とも呼ばれ、
造血幹細胞を、どこからとってきたかで分類されています。
それでは、また。







