fshが高く、排卵誘発にも全く反応しません

jineko_logo.gif picaさんから鍼灸の質問です。、
不妊治療専門 鍼灸たくみ堂の河村 拓躬 先生にお答えいただきました。

fshが高く、排卵誘発にも全く反応しません picaさん /30歳 
fshが高く、排卵誘発にも全く反応しません。
ピルを飲まないと生理も来ません。
鍼灸ではこのような症状に対応可能なのでしょうか?
河村先生:
質問にお答えいたします。お身体の詳しい状態が判りませんが、picaさんに似たケースで当院の過去の成功症例を元にお答えいたします。

鍼灸治療で子宮、卵巣の状態を活性化して薬に反応できるようにすることです。
反応して卵ができるようになれば上手くいくでしょう。東洋医学と西洋医学の両方の力で妊娠、出産ですね。しかし体質に個人差がありますので治療期間(半年~1年間)はある程度かかってしまう事が多いです。

あきらめないで可能性を広げてください。
takumido.jpg 不妊治療専門 鍼灸たくみ堂  公式HP
鍼灸師、不妊カウンセラー:河村拓躬(かわむらたくみ)62歳
昭和57年開業以来婦人科疾患を中心として施術しておりますが、10年前よりは不妊治療専門の鍼灸院として女性スタッフ5人(全員鍼灸師)と共に頑張っております。鍼治療の施術だけでなく、家庭で行う、温灸や食事療法、運動療法を指導しております。

自律神経失調症で困っています

jineko_logo.gif カトリーヌさんから以下のような投稿がありましたので、
クスリのミネサキの峯崎 リヨ子先生にお答えいただきました。

自律神経失調症で困っています カトリーヌさん /35歳
症状はめまい、目の疲れ、偏頭痛、肩凝り、動悸、低血圧、不安感が主な症状です。すっきりと一日を過ごせる日が年々減って来ています。めまいは2~3ヶ月に一度回転性のものがおこり、あとは車酔いみたいな状態が続きます。

特にめまいのあとに上記の症状が次々現れます。 耳鼻科では良性発作頭位めまいと言われ、頻度も多いので自律神経では?といわれました。同時に心療内科でも診てもらい、メイラックス、アデホスコーワをもらい飲んでいます。

自律神経失調症を改善するには薬を飲む以外に自分でなにをやると効果的なのでしょうか?毎日、自分でもなんともならないつらさに堪えられなくなって来ています。
峯崎先生:
カトリーヌさん、まためまいが起こるのでは・・という不安と、それに伴っていろいろの体調不良が起こることで憂鬱な毎日ですね。
■ めまいには
  • 脳の病気(脳梗塞、脳腫瘍・・等)でおこるもの、
  • 耳の病気(良性発作性頭位めまい、メニエル病・・等)でおこるもの
  • 全身の病気(低血圧、貧血、自律神経失調・・・等・)でおこるもの
  • 首の病気(頸性めまい、むち打ち・・等)でおこるもの
  • 薬剤性・心因性(クスリの副作用、ストレス、疲れ・・等)でおこるもの
カトリーヌさんは、めまいの他偏頭痛、肩こり、動悸などいろいろの症状を伴ってますので 確かに自律神経のバランスが取れていない状態ですね。
■ どうして自律神経失調症になってしまうのでしょうか?
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があります。朝起きてから日中は「交感神経」が優位になって 身体は活動的に働きます。夜から寝ている間は今度は「副交感神経」が優位になって身体を休めてリセット調整するわけです。

ところがストレスが多かったり、睡眠不足が続いたり、ホルモンの働きが乱れたりしたら交感神経と副交感神経が戸惑ってしまってバランスを崩してしまうわけですね。だからいろんな不定愁訴が出てくるのですよ。
■ もう悩まない!!
自律神経失調を改善して心も体もリフレッシュ!!

カトリーヌさんは自律神経失調症を改善する方法を見つけたいと考えられましたね。そうです!!自律神経の安定は自分自身で体調をコントロール出来るようになることが大切です。その為にはいろいろの事をとり入れて 無理せずご自分に合う方法で少しずつから始めてみてくださいね。

=生活習慣の改善=
  1. まずは睡眠の質を良くすること。睡眠時間もしっかりとること。
    そのためには熟睡できる環境も大切でしょう。またアロマなどやハーブを利用されてもいいでしょう。夜しっかり寝ることは「副交感神経」を整えます。そうすることで朝の「交感神経」の立ち上がりも良くなって朝の目覚めよくなり今日も元気でいこうという気持ちになりますよ。

    就眠時間、起床時間、食事の時間、買い物の時間などある程度決めて生活リズムを整えることも大切ですね。
  2. テレビ体操とか、軽い散歩とかで身体を動かしてみませんか?
    身体を動かすことで血流が良くなり身体全体の代謝が改善され気持ちもリラックス。そのことは不安感も薄れてきます。最初は無理せず少しからですね。自信が出てきたら少しづつ時間を延ばせばいいでしょう。
  3. 食生活から自律神経を調整が出来ますよ。
    自律神経失調の時には「肝の高ぶり」で頭痛、めまい、肩こり、目の疲れなどが起こりやすいです。また「肝鬱」と言いまして落ち込んだり憂鬱になる事もありますね。自律神経失調は五臓の中の「肝」と関係があるんです。

    その「肝」の働きをスムーズにするのにはまずは食事の中に薬膳を。
    薬 薬食同源・・・五味(酸・苦・甘・辛・鹹)の中の「酸味」は肝」の調整に役立つなんです。ですのでお料理に「酸っぱいもの」取り入れてみましょう。

    酢、レモン、ゆず、梅干し、りんご、サクランボ、スモモなど香りとまろやかな酸味は身体をスーッとリフレッシュしてくれますよ。胃腸が弱い時には酸味をまろやかにする穏やかな甘味を加えましょう。甘みとしてはかぼちゃ、レンコン、鶏肉、山芋など不安感や、動悸があるときには「心」を助ける苦味を加えてみてください。苦味としては らっきょう、ニガウリ、ゴボウなどです。
  4. お風呂でリラックス
    交感神経が張り詰めている時、お風呂タイムはいいですよね。お風呂の中にアロマを利用したり、柑橘系の皮など浮かべて香りのよいバスタイムは気持ちを安定させる効果があります。また、「半身浴」でもいいでしょう。
  5. 自律神経を調整するための「腹式呼吸法」がありますね。
    まず、リラックスした気持ちでゆったりと腰かけます。口から少しずつ息を吐きます。ゆっくりゆっくりお腹へこませながら吐きだしましょう。そしたら今度はまた、ゆっくりゆっくり少しづつ息を吸います。今度はお腹を膨らませながら沢山吸います。1日数回、無理せず、無心の気持ちで呼吸に集中して行えばより効果的です。
  6. 自律神経失調症になりやすいタイプは真面目で几帳面の方が多いと言われてます。でもそれって本当は良い性格ですね。それを利用して「記録ノート」をつけてみるのもいいでしょう。

    たとえばこんな時めまいが起こったとか。こうしたら気分が良くなったとか。辛いこと、憂鬱な事、少し嬉しかったことなど。書くことで自分を見つめなおし 解決策を自分で見つけやすくなりますね。
  7. 自分のやりたい事、趣味を見つける事・・・・
    と良く言われるパターンですが、実際は実行するのは難しいです。あせらず、いつかそういう気持ちになったらいうぐらいにとどめましょう。
  8. 自律神経失調症を乗り切るためには 自分の力もですが、どうしても辛い時には専門の先生に相談しましょう。一般の方に相談すると「あれがいい」「こうしたらいいよ」など情報が氾濫して却って混乱してしまいます。自律神経失調症の治療に詳しいドクターや薬局や薬店の先生なりにサポートしてもらうのもいいですよ。
思いつくまま書きました。ご参考になさってくださいね。
クスリのミネサキ クスリのミネサキ  公式HP
薬剤師:峯崎リヨ子

日本不妊カウンセリング学会会員 認定不妊カウンセラー
日本食品保健指導士
周期調節法を本格的に勉強、実践し効果を上げているエキスパート集団「日本中医薬研究会会員」に所属。不妊症、皮膚病、腫瘍免疫、女性の身体のトラブルなどを専門に相談を受けている。
書籍「最新 東洋医学の名医134人」で紹介される。

体外受精とPMS治療

jineko_logo.gif やこさんから以下のような投稿がありましたので、
深谷薬局養心堂の深谷 幹子先生にお答えいただきました。

体外受精とPMS治療。 やこさん /35歳
今年に入り子宮外妊娠で流産をし、体外受精に夏から切り替える事にしました。
もともとPMSがひどく、流産後に悪化しています。PMS の治療で体外受精と平行してできるものはありますか?体外受精で通院しながらでも飲める漢方や薬がありましたらアドバイスお願いします!
深谷先生:
こんにちは、やこさん。
子宮外妊娠で流産だったとの事、本当に残念です。

PMSとは、月経1~2週間前に起こる様々な体調不良のことで、月経が始まると、自然に楽になっていく色々な症状のことです。代表的な症状は、イライラ、憂鬱、乳房痛、にきび、食欲亢進、むくみ、便秘、下痢、体重増加などがあります。

PMSは、高温期に増える黄体ホルモンバランスの影響や生理前の、脳内の神経伝達物質セロトニンが低下する為の影響で、イライラ落ち込みなど出やすいと考えられています。

漢方でPMSを考えてみると、「肝」の関係が深いです。
「肝」とは肝臓だけのことに留まらず、身体全体の「気」や「血」の流れをコントロールして元気に機能出来るようにする働きを受け持っています。「気」は元気の気です。流産後は、気の働きがどうしても停滞しやすくなります。

気の流れが悪くなると、胸張り、イライラなとおきやすくなりますし、血の流れも悪くなりやすくなり肩こり、ふらつき、頭痛など、悪循環がおき悪化しやすくなります。

「気」や「血」の流れが悪くなる原因や流産だけではなく、普段から元気が無い(気力が無い、体力が無い)とかストレスがあるとか、溜めやすいとか、も影響します。また、PMSの中の強く出る症状によっても漢方は違ってきますので、最寄の漢方カウンセリングできる所に相談してみてくださいね。

漢方で、気や血の流れが整ってくると、「気分が、すっきりした。」「イライラしなくなった」「胸が張って痛いのが収まった」など過ごしやすい高温期になります。これは、妊娠に向けての体作りにも良い事です。

やこさん、体外受精にむけてもうひと頑張りです。
勿論PMSの改善に良く体外受精の時併用できる漢方は数多くあります。
良い結果が出ますよう影ながら応援いたします。
深谷薬局養心堂 深谷薬局養心堂  公式HP
薬剤師:深谷 幹子

周期調節法を本格的に勉強するため、創設した先生の病院の元で実地研修や男科病院での研修受講。
女性特有の悩みについて相談にのっております。女性同士わかりあえる事も多いかと思います。ちょっとした事でも気になったら、気軽にご相談ください。

鍼治療

jineko_logo.gif いずみさんから以下のような投稿がありましたので、
アキュラ鍼灸院の徐 大兼(じょう たいけん)先生にお答えいただきました。

鍼治療 いずみさん /38歳
私は体外受精 チャレンジ中です。でも連続採卵数0という始末。
それで良い卵を育てるために鍼治療を始めました。でも、ひとつ、気掛かりが...。
鍼を刺すたびに痛みが気になるし、二日くらいは足が筋肉痛をひどくしたようにダルイです。
このように鍼って痛いのが普通なのですか?
徐先生:
こんにちは。渋谷・青山・表参道 アキュラ鍼灸院 院長の徐です。

ほとんど採卵できなかったり、分割が途中で止まってしまい、移植に至らない方々が鍼灸治療により良い卵が育ち、妊娠出産にいたった方の報告を当院では毎週のように耳にします。そういった意味では鍼灸治療は採卵数0といった厳しい状況下に置かれた患者様にとっては、大きな希望です。

そんな中、当院ではできるだけ患者様の負担を減らすため心地よい治療を心がけております。不妊治療に付きまとう精神的、肉体的ストレスを考えれば、鍼灸治療まで苦痛では大変です。そこで、当院ではできるだけリラックスした環境の中で治療をうけていただくことを優先しております。

なぜなら、リラックスすることにより、不妊治療の成績にも関係するといわれる、"ストレス"をやわらげることができるからです。

いずみ様のおっしゃる"鍼を刺すたびに痛みが気になり、筋肉痛をひどくしたようにだるさが残る治療"は体にとって、相当攻撃性の高い治療といえます。そのような治療を提供している治療院も多くあるのは事実です。その反面、当院のようにできるだけ"体にやさしい"治療を心がけている治療院もいっぱい存在します。

どちらのほうが効果があるかは別として、どのような治療スタイルが自分にあっているのか、また、治療家を信頼して治療を受けることができるのか、といったところが治療を受ける場合の大事な決め手になるのではないかと思います。

私は痛い治療は怖いので、リラックスでき、治療中に深く眠れるような環境が理想です。私の理想とする治療院がここ5年で急激に増えてきてます。なぜなら、痛くて効果が高い治療よりも、心地よくて効果もある治療のほうが、断然カラダにやさしいからです。そんな治療院で一度治療を受けてみてはいかがでしょうか?
acura.jpg アキュラ鍼灸院  公式HP
院長:徐 大兼(じょう たいけん)
日本不妊カウンセリング学会 評議員 認定不妊カウンセラー
鍼灸師・柔道整復師  日本鍼灸師会 会員
日本生殖医療学会 会員  日本不妊カウンセリング学会 評議員
著書『カラダを温めれば不妊は治る!』

無排卵で生理不順です

jineko_logo.gif りささんから以下のような投稿がありましたので、
一陽館薬局 の樫谷陽子先生にお答えいただきました。

無排卵で生理不順です。 / りささん 28歳
結婚して1年、そろそろ子どもがほしいとおもっております。
漢方で、なおしたいのですが、
温経湯と とうきしゃくやくさん どちらが効果あるで しょうか??
樫谷先生:
排卵や月経には、いくつものホルモンや体の働きが関与しているため、まずは、無排卵・月経不順の原因や妊娠を妨げる原因がないかを検査等で調べてみられてはいかがでしょうか。

婦人科系の病気もなく、原因が特定されない場合は、漢方薬などで体調を整えられるのも効果的かと思います。温経湯も当帰芍薬散も排卵や月経に関係する症状には、効果的ですが、使い方を間違ったり、体質に合わないものを服用したりすると期待した効果が得られない場合もあるので、服用の際は体質や状態に応じて選ばれることをおすすめいたします。

ちなみに、日本薬局方では、それぞれの効能効果として、以下のように示されていますので、ご参考になさってください。
温経湯
体力中等度以下で、手足がほてり、唇がかわくものの次の諸症:月経不順、月経困難、こしけ、更年期障害、不眠、神経症、湿疹、皮膚炎、足腰の冷え、しもやけ、手あれ
当帰芍薬散
体力虚弱で、冷え症で貧血の傾向があり疲労しやすく、ときに下腹部痛、頭重、めまい、肩こり、耳鳴り、動悸などを訴えるものの次の諸症: 月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、産前産後あるいは流産による障害(貧血、疲労倦怠、めまい、むくみ)、めまい・立ちくらみ、頭重、肩こり、腰痛、足腰の冷え症、しもやけ、むくみ、しみ、耳鳴り
一陽館薬局 一陽館薬局  公式HP
漢方薬・生薬認定薬剤師:樫谷陽子(かしたにようこ)

不妊カウンセラー
日本中医薬研究会会員
日本不妊カウンセリング学会会員
女性のための漢方相談専門「漢方薬の一陽館薬局」にて不妊症・月経トラブルはじめ女性の心身の不調に対する漢方相談を行っています。

妊娠しやすい漢方薬を教えて下さい

jineko_logo.gif さくらさんから以下のような投稿がありましたので、
まごころ漢方薬店 の松村 直哉先生にお答えいただきました。

妊娠しやすい漢方薬を教えて下さい。 さくらさん /36歳
いつも勉強させて頂いてます。
一人目をIVFで授かり,二人目を考え始めました。凍結卵がないので採卵 からのスタートです。
まずは漢方を飲んでみようかと思うので、ネットで調べたら「当帰芍薬散」と「桂枝茯苓丸」がいいとありました
松村先生:
漢方薬は薬自体が妊娠させやすい効果があるわけではありません。

不妊というのは病気ではなく、冷えなど、様々な原因によって体質のバランスが崩れて、妊娠する本来の力が弱っているだけです。
(両方の卵管閉塞や重度の子宮筋腫といったケースでは異なりますが・・・)

漢方は、バランスの崩れた体質を整えることによって、本来、誰もがもっている妊娠する力をとりもどしてくれます。ですから「当帰芍薬散」や「桂枝茯苓丸」自体が、妊娠させる効果があるわけではないのです。

ちなみに一般的に調べると不妊症によい漢方薬としては、「当帰芍薬散」や 「桂枝茯苓丸」「温経湯」などが代表的ですが、これらの漢方薬だけでなく不妊症でよく使われる漢方薬は20種類ほどあります。

なぜ、そんなに種類があるかというと、漢方薬は【薬=体質】だからです。例えば「桂枝茯苓丸」は上熱下寒とよばれる足が冷えて、肩が凝り、時々、めまいや頭痛を感じるといった体質の方のバランスを整えるお薬です。

妊娠する効果があるわけではないので、体質があえば高血圧の方によいこ ともあります。
「当帰芍薬散」は血虚と水毒が混ざった体質で、血が少なく(貧血とは異な ります)身体の中の水の流れが悪い体質の方のバランスを整えるお薬です。

体質があえば、慢性腎炎にもよいことがあります。 これら、症状は、あくまで簡単な部分を抜き出しただけで、本当に選ぶ際は もっといろいろと考えないといけないのですが、漢方薬は、不妊によいと言 われているものを選ぶのではなく、自分の体質にあったものを選ぶことが一番ベストです。

また不妊症によく使う漢方薬は20種類もありますので、ある漢方薬を飲んでいても身体に何も変化がなければ、変方といって漢方薬を変更する必要も あります。不妊症の場合は、月経1周期位で何らかの変化が、あるかどうかを目安にさ れるとよいかと思います。
(一般的にいわれる3カ月位飲まないといけないというのは何の根拠もありません)

漢方薬を選ぶ際には、まず自分自身の現在の体質を判断してから、適切な漢方薬を選ばれることがよいと思いますので、東洋医学的に体質を判断できるところで、ご相談されることをおすすめします。
まごころ漢方 まごころ漢方薬店  公式HP
国際中医専門員:松村 直哉

家族が悩んでいたリウマチやアトピーが漢方で治ったことから、漢方治療の力に驚かされ、元外科医の先生から西洋医学を学ぶかたわら、中医学の勉強を始める。その後、伝統漢方・日本漢方相談専門の先生に師事。修行後、夫婦で悩んでいた不妊を自身の漢方治療により克服。今までの経験から特に不妊、リウマチ、アトピーの漢方を研究している。

鍼後の機能障害と痛みについて

jineko_logo.gif けいさんからから以下のような投稿がありましたので、
ハリ治療 一掌堂治療院 の藤井 徳治先生にお答えいただきました。

鍼後の機能障害と痛みについて かおりさん / 38歳
不妊治療と並行して、最近鍼に通っています。
今週1回目は右側手の甲の親指とひとさし指の間、2回目は右側足の甲の親指とひとさし指の間のツボに刺したあと、手や足を動かすと痛いのです。手の指に関しては機能障害を起こしました。(今は回復しました。)

今はそれぞれに内出血していて、皮膚を触ると痛いんです。
先生に伺うと「大丈夫。神経にはりが触れたらまだ指は動かないよ。。。むしろこうなるのはいいことです。」ということでした。内出血しているので感染についても不安に思いましたが、それについては納得できる解答でした。

はりを打つたびにこのような症状になるのが不安です。
このまま続けていいのか(ほんとは続けたいのですが・・・)この症状はおかしいのか、アドバイスよろしくおねがいいます。
藤井先生:
施術した鍼灸師の先生のお考えがあると存じますので正確なご回答になるか否かは分かりませんが一般的な考えでご回答申し上げます。

ハリ治療の場合は、治療のつど、その時の状況、体調等を診て施術方法も刺激の強弱も最適なものに調整して行うのが普通です。

ハリの太さ、長さ、刺入の深さ、角度、使用する手技、使用するツボ により、反応も効果も異なります。前回の治療の反応を診て今回の施術の内容を決めます。期待した効果が出れば、同じ効果を期待して施術し、期待しない 反応が出れば、施術方法を変えていきます。

時と場合により、期待しない反応が出ても、それ以上の期待した効果 がでる場合は、患者様の同意を得た上で同じ治療方針で治療を 行う場合もあります。病院での治療も同じことが言えると存じます。

かって、再生不良性貧血の方で、突発性難聴になられ、他の治療法が 無効のためハリ治療をご希望されたことがありました。主治医の同意を 得たうえでハリ治療を行いました。特別に内出血防止の対策を施して 治療したこともあり、内出血もなく回復されました。
普通はハリ治療を お断りするケースですが、ご本人の強いご希望があり、主治医の同意が得られたので治療に踏み切りましたが、無事に治療終了しました。

今回の場合、鍼灸師の先生がどのようなご判断で治療されていますのか分かりませんが、反応が期待しないものであれば、その旨先生にお伝え されてはいかがでしょうか。できれば治療を続けたいとのご希望があるようですのでその旨お伝えされれば次回治療内容を調整されると存じます。

もし、治療内容を変更されず、期待しない反応よりもより大きな効果が期待できるという確証が得られなく、信頼関係が十分といえない状況であれば、転院もやむないと存じ上げる次第です。
ishodo.jpg ハリ治療 一掌堂治療院 公式HP
鍼灸師 指圧マッサージ師:藤井徳治
日本鍼灸師会所属 東京都鍼灸師会 港支部 副支部長 日本不妊カウセリング学会会員 昭和58年12月東京都港区新橋で一掌堂治療院開院 以来26年 不妊治療はじめ難病のハリ治療にも取り組んで現在に至る。

鍼、お灸、マッサージとホルモン剤の併用

jineko_logo.gifまーちゃんさんから以下のような投稿がありましたので、
翠明館治療室 の神薗克也先生にお答えいただきました。

鍼、お灸、マッサージとホルモン剤の併用 まーちゃんさん / 39歳
わたしは今月の生理から3週間ピルを飲んで生理をつけたあとホルモンを補充し4月の下旬に戻す予定です。いわゆるHR周期で凍結胚移植です。

そして今日、初めて子宮内膜の血流をあげるため鍼、お灸、マッサージをしてきました。この3つを毎日することで内膜を厚くしていくことを勧められました。
自分のホルモンをコントロールしていく中、毎日、鍼、お灸、マッサージを受け子宮内膜を厚くしても、意味があるのか、厚くしても生理ではがれてしまったら、やってももったいないような。。貼り薬を開始したときに東洋医学を取り入れたほうがいいのか・・・疑問なんです。

そんな私になにかアドバイス、助言、ありましたらぜひお願いいたします。

神薗先生:
ホルモン補充周期での移植を控えているとの事で、鍼灸治療で子宮内膜を厚くすることは意味があるかとの事ですがこの時期に鍼灸をする意味は、鍼灸師によって考え方が異なりますので、今通っている鍼灸院の先生がどのような考えて鍼灸をしているか分かりませんが、
私の治療院でもまーちゃんさんと同じような患者さんが たくさんいて、私の場合は、骨盤内の血液循環を改善することでホルモン循環を改善し、子宮内膜の質を良くして、子宮環境を整えることで、着床率を上げていくと説明しています。

確かに、せっかく鍼灸をして内膜を厚くしても、生理が来てしまったら やってももったいないと思う気持ちは、良く分かりますが、鍼灸の効果は そのときだけでは終わらずに、たとえば次周期移植する際にも、その効果が 継続していますので、さらに子宮環境が良くなり、妊娠率もアップしてきます。

なので、鍼灸を続けていくことは、妊孕力を上げていくことですので、単に内膜を厚くするためだけと思わずに、妊娠後、流産を防止することや、妊娠中の様々なトラブルを 防止すること、あるいは元気な赤ちゃんに成長していくためにも、とても大切なことですので、長い目で鍼灸治療を受けてみてくださいね。

毎日鍼灸院に通う必要があるかどうかは、これも鍼灸師によって考え方が 異なりますので、なんともいえませんが、体外受精をされている方は病院の通院にもかなりの負担がかかりますので、私としては、さらに患者さんに負担を強いるようなことはしたくないので、週1回程度来ていただいて、来院しない日は、自宅でのお灸を勧めてます。

もし、毎日鍼灸院に通院するのが負担であれば、鍼灸師と相談して、自分の通いやすい タイミングを探してみてください。
suimeikan_dr.jpg 翠明館治療室 公式HP
鍼灸師:神薗 克也
鍼灸師・登録販売者 2004年に鍼灸院を開業以来、数多くの不妊症の患者を治療。昨年より、漢方専門薬店を併設し、鍼灸と漢方を併用した治療も行っている。自然豊かな環境で、心と体の調和を第一に考える治療を実践している。
日本鍼灸師会、日本ホリスティック医学協会 日本不妊カウンセリング学会会員。趣味は、易占。

漢方薬と鍼灸を併用

jineko_logo.gif チョコさんから漢方と鍼灸の質問です。
くすり天龍堂の鈴木先生に答えていただきました。

漢方薬と鍼灸を併用 チョコさん 38歳 
3人目希望で、平成22年の2月下旬から鍼灸院に通っています。
不妊治療で病院に通っている経緯はなく、母体の状態を良くし、タイミングでの妊娠を希望しております。平成21年7月に流産をしたので、同年8月から漢方薬(周期療法)を飲んできました。

現在も飲んでおり、その間は生理周期が29~33日で、基礎体温も二層に分かれ状態は安定していたのですが、鍼灸を始めてから生理周期が23日と短くなりました。二層になってはいるものの、今月の周期も排卵が10日目位と周期が短くなっています。

たまたまそういう状況が鍼灸開始と重なっただけなのか、鍼灸をやったことにより生理周期が乱れてしまったのか、鍼灸を続けることに不安があります。少しでも状態を良くしたいと思い、漢方薬と鍼灸を併用しているのですが、鍼灸によって折角安定していた状態が乱れてしまったのであれば止めたほうがよいのでしょうか?

それとも、この反応は状態がより良くなっている過程で起こっていることなのでしょうか?続けることでまた生理周期は長くなるのでしょうか?また、生理周期が長くなるのを待ってからタイミングをとった方がよいのでしょうか?
鈴木先生:
チョコさんへ

こんにちは、くすり天龍堂の鈴木と申します。
自然妊娠で進めていきたいのですね。
その為に漢方薬を服用し、今年の二月から鍼灸も併用しているということですね。

質問内容は、鍼灸の併用を続けて良いかどうかですね。
当たり前のことですが、漢方薬も鍼灸院もチョコさんの妊娠力を向上させようとしています。

まずは、どちらにも治療方針を聞いてみると良いと思います。
同じ方向へ向かっているのであれば問題ないと思います。

私たちは基礎体温を三周期単位で判断します。
今回、急に月経周期が短くなって少し驚かれているのかもしれませんが、冬から春と季節の変わり目は体内が不安定なため色々と起こります。

私のところでも、急に無排卵出血になる方もいます。
以前ですが、漢方薬を飲みだしたら急に基礎体温が乱れ、不安で何度もご来店された方がおりました。しかし、その翌周には無事妊娠され元気なお子さんを出産されました。

このような例はたくさんあります。
鍼灸治療によってチョコさんの体調が悪くなければ、もう少し様子を見てはいかがですか。

焦る気持ちは分かりますが、ここは深呼吸して落ち着きましょう。
深呼吸と言っても息を吐く事に時間をかけると頭の中のモヤモヤが抜けます。
タイミングは心が安定してからの方が良いと思います。
天龍堂 鈴木 くすり天龍堂 公式HP≫
店主:鈴木 康弘

製薬会社勤務を経て、厚養堂薬局店主:田村稲生先生を師事し、漢方研究会「中医食治研究会」へ入会し理事を務める。
1999年に医薬品取扱免許である薬種商に合格し、さらに柏龍堂薬局にて経験を積み、くすり天龍堂を開業。

どうやって鍼治療受けますか?

jineko_logo.gif tel子さんから以下のような投稿がありましたので、
不妊治療専門 鍼灸たくみ堂の河村 拓躬 先生にお答えいただきました。

どうやって鍼治療受けますか? tel子さん /35歳 
鍼治療というものを受けてみたいと考えているのですが、
どのように先生に話をしたらよいでしょうか?

不妊治療に効果があるんじゃないかな~っと思って、少し試してみたいと思っています。もちろん、自分の不妊に効果がある、ないはわかりませんが、肩こり症で冷え性で、血行が悪いみたいなので、体質が改善されるのであれば、不妊治療にプラスにはなるんじゃないかと。。。

今定期的に肩をもんでもらいに行っている整骨院でも、鍼治療ができるようですのでお願いしたいと思っているのですが、『不妊治療に効くように鍼もお願いします』等と言うものなのかなぁと考えてしまって。

単に、『血流を良くする感じで』と言うのが一番簡単だとは思いますが、せっかくならなるべく不妊治療に効果があるようにして欲しいと思っているので、そのまま話をしてしまおうかとも思っています。
が、もしかして鍼灸専門院でなければ一般的な鍼治療しかしてもらえないのか、そもそも鍼治療に一般とか専用とかそういう差はないものなのか、どうなのかとふと思ってしまいました。
河村先生:
tel子さんのご質問にお答えいたします。
現在通われている整骨院で鍼治療を受けたい、そしてなるべく不妊治療に効果があるようにしたい。とのご希望ですから率直に「こちらで不妊治療に効果のある鍼治療を施術していただけますか。」と先生に聞いてみる事です。

「ハイ承知いたしました、大丈夫です。」とのお答えをいただければ受けてください。
しかしこれだけでは今回の本当の答えにはならないと思いますので、ご質問の内容をよく分析したお答えをいたします。

tel子さんはご質問の中に慢性的肩こりがあるために整骨院へ通っていらっしゃるのだと思われます。その他の症状として冷え症で、血行が悪い、そして現在不妊状態でもある。つまりtel子さんは不妊体質でありその背景には全身的血行不良があり、結果として冷え症や肩こりが発生しているのだと思います。

鍼灸における不妊治療とは、単に現れている症状に対して鍼をするのでは意味がありませんし、根本的解決になりません。あくまでもその人全体を見つめ、何故その様な症状が現れているのか、その方の体質や生活状態、家庭環境や職場でのストレス等も考慮に入れながら根本的解決を考えて、全体的な治療計画(全体治療)を立てなければ本当の意味の問題解決(健康になり妊娠、出産すること。)にならないと思います。少なくとも私どもの鍼灸院ではそのように考えます。

tel子さんも以上のことを参考にされて、今後のことを考えてください。そして治療院の転院を考えるならば、不妊治療を謳っている鍼灸専門のところを選ぶと良いでしょう。そのほうが早道と思います。
takumido.jpg 不妊治療専門 鍼灸たくみ堂  公式HP
鍼灸師、不妊カウンセラー:河村拓躬(かわむらたくみ)62歳
昭和57年開業以来婦人科疾患を中心として施術しておりますが、10年前よりは不妊治療専門の鍼灸院として女性スタッフ5人(全員鍼灸師)と共に頑張っております。鍼治療の施術だけでなく、家庭で行う、温灸や食事療法、運動療法を指導しております。

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